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スタッフブログ

2016年05月17日

サイズの原理の話

筋トレの日は肉料理が食べたいです。

長尾 惇平です。

 

ということでサイズの原理の話です。

サイズの原理とは筋肉の活動はサイズの小さな遅筋繊維(ST繊維、タイプⅠ繊維)から動員され、

時間の経過や強度の上昇によりサイズの大きな速筋繊維(FT繊維、タイプⅡ繊維)へと動員される筋肉繊維が変わります。

 

速筋繊維や遅筋繊維という言葉はもしかしたら聞いたことがあるかもしれません。

速筋繊維は高いパワーと瞬発的な力に優れている繊維で肥大がしやすく、代謝も高い繊維です。

遅筋繊維とは持久力に優れ、永続的に活動ができる繊維で肥大が起こりにくく、代謝が低い繊維です。

 

よく、魚に例えられます。

ヒラメなどの居つきの魚は日ごろほとんど活動せず、捕食の際や天敵から逃げる際には

瞬間的に速い動きをします。

ヒラメ等は速筋繊維の割合が多く、身の色は白いですね。

 

マグロやカツオなどの回遊魚はずーっと泳ぎ続けており、止まることがほとんどありません。

しかし、急な方向転換などは非常に苦手です。

某水族館ではマグロの展示でマグロがアクリルパネルに頭をぶつけて大量に死んだという話もありました。

マグロ等は遅筋繊維の割合が多く、身の色は赤いですね。

 

ヒラメは継続して活動することが苦手なのは代謝が高く、すぐにエネルギー切れを起こすから、

マグロが早い動きが苦手なのは速筋繊維の割合が少なく急な動作が苦手だからです。

これが2つの筋繊維の特徴です

 

では、サイズの原理に話を戻します。

筋肉の活動はサイズの小さい遅筋繊維から、サイズの大きな速筋繊維に動員される繊維が変わっていきます。

日常生活で考えてみましょう。

もしも人間の体がサイズの大きな速筋繊維から動員されるとしましょう。

ヒラメのように日中はほとんど活動できなくなります。

野生動物のように天敵から狙われるような環境だったら、おそらく人間のように脆弱な生き物はすぐに絶滅していたでしょう。

立つ、座るという当たり前の動作にも筋肉は使われています。

我々はサイズの小さな遅筋繊維から筋肉の繊維が動員されているので長時間活動ができているのです。

 

次にダイエットやトレーニングに話を変えてみましょう。

エネルギーの高い代謝や高いパワーを発揮できるのは速筋繊維です。

速筋繊維が動員されれば身体からエネルギーがたくさん消費されるので、

体重を減らしたいという人や、体をシェイプさせたい人にはとてもうれしいことですよね。

また、短い時間でたくさんのパワーが必要なスポーツをしている人や

身体を大きくしてマッシブな体にしたい人からしてもうれしいことですよね。

 

フィットネスクラブで皆さんたくさんの目的があるかと思いますが、

ほとんどのお客様が筋力トレーニングをするうえで、この速筋繊維の肥大ということが

大きなポイントになります。

 

こういった話をすると「マッチョにはなりたくない」という返答が返ってきそうですが、

トレーニングの内容や食事の内容で体は大きくもなりますし、マッチョになることも避けることができます。

 

ここでまた、サイズの原理に戻します。

筋肉の活動はサイズの小さな遅筋繊維から動員されます。

なので、速筋繊維が動員されるには時間の経過が必要です。

ということで、効率よく速筋繊維を動員させる方法があるのです。

それが、「クイックリフト」…素早く挙上させることです。

基本は最大速力なのですが、人間の筋肉は関節などの負担を抑えるために、

100%の筋力をいきなり発揮させることができないのですが、

思っている中で一番速くという気持ちで重りを上げると速筋繊維が優位になります。

 

これで効率よくトレーニングができますよね。

私たちがなぜ、高負荷のトレーニングをしているのか、

吐息が漏れるほど素早く挙上させているのか、

すべて理由があるのです。

もちろん提供しているレッスンにも。

 

日常生活とは違った運動内容にしなければ、体を変えることはできません。

身体を変えるには原理原則があります。

まずは、私たちを捕まえてください。

 

次回はなぜ高負荷のトレーニングが必要なのかを書きたいと思います。

ということでサイズの原理の話でした。

では。

長尾 惇平

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