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2014/12/11

すべてがFになるの話

ボディコンバットの時間は型(KATA)に全力を注ぎます。

長尾 惇平です。

 

ということですべてがFになるの話です。

かなり前の話になるのですが、おすすめの書籍を紹介した際に

この作品を紹介いたしました。

森 博嗣 著 「すべてがFになる」

この作品がドラマになって放送されている事は皆様ご存知ですか?

私ももちろん拝見させていただいています。

超理系サスペンスで映像化不可能と言われていましたが、

武井咲さんと綾野剛さんのダブル主演でエンタテイメント作品となりました。

 

小説を映像化するとやっぱり頭の中のイメージとすり合わせて見てしまうので、

「映像化してよかった!」って点と「ん?自分と解釈がちがうぞ?」という点とでてきます。

ドラマは西野園萌さんと犀川創平さんの恋愛模様をフォーカスしていますが、

あの作品の本質は「犀川という天才」VS「各分野の天才」という点です。

題目が理系ですが、基本的にロジックを組んで事件を解決していきます。

西野園さんは直観で事件を見ているのでどちらかと言えば「読者」の立場です。

犀川さんがロジックで事件を解決していきますが、基本的に犀川さんは「勝たない」です。

「やっぱり●●さんは天才だなぁ」って言って終わります。

 

あと、この作品の醍醐味は犀川さんのセリフなんです。

ドラマではちょろちょろっと出ていますが、

「責任」と「責任感」の違いは文字数の違いってセリフや

動機が不純じゃいけないかな?不純じゃない動機にお目にかかったことがないというセリフは

実生活で「はっ!」となるような哲学的な言い回しです。

これも小説ならではのおもしろさです。

 

最後にサブタイトル。

今回ドラマ化された作品は

「すべてがFになる」-The perfect insider-

「封印再度」-Who inside?-

「有限と微小のパン」- The Perfect Outsider-

と言う風にちょっと小粋なサブタイトルがついています。

この犀川、西野園のシリーズの一作目が「すべてがFになる」最終作が「有限と微小のパン」なので

insiderとoutsiderで対比させていることや、

封印再度では家の秘密を再度封印する内容と、密室の中に居るのは誰だったかという2面の意味がある事等、

おもしろいネーミング、サブタイトルです。

そして私はこのシリーズの「笑わない数学者」がすごく好きなのに映像化されない…悲しい…

是非別の機会でも…

 

小説もドラマも面白いので是非見てみてください。

という事ですべてがFになるの話でした。

では。

長尾 惇平

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