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スタッフブログ

2014年04月10日

没個性の話

ミカンは薄皮取らない派です。

長尾 惇平です。

 

ということで没個性の話です。

書家の柿沼康二さんの話をご紹介します。

柿沼さんの書はとても個性的です。

まるで生きているように、文字が躍動している書になっています。

柿沼さん自身もとても個性的な見た目で、一見すると近寄り難い雰囲気が漂っています。

しかし、その書は掠れかたや文字の配置など、安定感があり、これは計算されているのではないかという錯覚に陥ります。

 

柿沼さんの作品は様々な賞を受賞し、大河ドラマの題字や日本酒をはじめとした商品のラベルにも採用される日本を代表する書家です。

その柿沼さんの言葉が

「手本を真似よう真似ようと個性をなくそうとして、それでも出てくる違いが個性である。適当にこんな風に書いたら個性的っていうのは個性ではない。」ということです。

柿沼さんは、今でも弘法大師の書を何時間も写してその技術を磨いているという事です。

 

本当の個性は0から生まれるのではなく「没個性」の中から生まれるという事に哲学を感じますね。

個性的になりたいと思う事は個性を無くすことから生まれるのですから。

その道を進むのであれば基本行動の反復をする事が個性を伸ばす唯一の方法だと実感致しまいた。

 

私も社会人になってからは社会に埋没しないように「自分」という存在をアピールする事に必死になりすぎて周りが見えないことがありました。

その際には上司や先輩に基本行動の反復が出来ていない事を叱咤されました。

今は考えが変わっています。尊敬する上司、先輩、ビジネスマンの基本行動を真似て、社会に埋没して、人を見て、人からの見た目を気にして。

それでもあふれ出るものを個性として、自分のものとして愛しています。

 

ということで没個性の話でした。

では。

長尾


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